店舗をつくる際に重要なのは、しっかりと練られたコンセプト。理想のお店のイメージがあっても、それだけを頼りに開業してしまうと、お店は失敗しかねません。まずは明確なコンセプトをつくり、お店の方向性を定めることからはじめましょう。
コンセプトが明確かつ的確なものであれば、その後の店舗設計などのステップもスムーズに進みます。また、設計業者に依頼する際にも、コンセプトが定まっていることで、多様なアイデアを生み出しやすくなるでしょう。こちらでは、店舗経営の成功のカギをにぎる、コンセプト立案のポイントをご紹介します。
お店は幅広い層の方に利用されるほど理想的かもしれませんが、ターゲットを定めずにはじめてしまうと、逆に「誰の目にも止まらない」ということにもなりかねません。まずは、お店のサービスをもっとも訴求できるターゲットを決め、そのお客さんの目線で店舗のコンセプトを考えることが大切です。明確なターゲット設定とそれに合ったサービス・店舗設計があれば、お客さんは自然と集まり、その流れがまた、リピーターや異なる層のお客さんを呼ぶようになるでしょう。
出店する物件の近隣に、似たようなサービスのお店はありませんか? お客さんはより魅力的で個性的なお店へと足を運ぶものです。他店との差別化ができていて、よりニーズの高いサービスや雰囲気を提供できれば、お客さんが他店へ流れてしまうことはありません。まずは、他店との違いをどこでアピールするかを考え、コンセプトへ反映しましょう。
どれだけ理想的なコンセプトをつくったとしても、経営に活かせないようであれば、ビジネスとしては成り立ちません。あまり背伸びをしすぎず、予算や立地などとのバランスをとりながら、無理なく守れるコンセプトの立案をおすすめします。